春の小学生剣道錬成大会
昨日西当別コミュニティーセンターで行われました春の小学生剣道錬成大会に高学年の部と4年生以下の部に参加致しました。
私4年生以下の部の監督を行いましたので総括させて頂きます。
4年生以下の部は現在3年生が1人、2年生が4人のチームで基本の試合以外での団体試合はこれがデビュー戦!14試合やる予定でしたが時間の都合で12試合行いました!
初めて試合に出た子もいて初戦で転倒して心がポッキリ折れそうになってましたが12試合やり切りました!
結果は12試合中11敗1引き分け。
1つでも勝てれば良いかと思ってましたが現実はそうではありませんでした。
メンバーの中には剣道が大好きで元気が良く、何より負けず嫌いで強くなるために1人で面をつけれるように練習して北区の合同練習に参加してる子がいます。その子も緊張からか中々自分のペースを作れず、一本に決めきれず、終盤の試合で相手に2本負けしたのがよっぽど悔しかったのか試合が終わってから悔し涙を流していました。
悔しかったらもっと練習しようと声を掛けたのですが、彼は一生懸命練習しているんです。こんなに頑張っている子を勝たせてあげられないのは指導者の責任ではないのか?帰ってから深く反省致しました。
少年指導をする立場の人間としてもっと出来ることは無かったのか、もっと強くなる為に出来る練習は無かったのか。
武道の言葉に「守破離」という言葉があります。武道における師弟関係のあり方の1つであり
「守り尽くして破るともは離るるとても本を忘るな」
修行に際して師匠から教わった型を徹底的に「守る」ところから修行が始まる
修行、鍛錬を重ね、型を身につけたものは師匠の型、他流派の型なども含め研究し自分と照らし合わせる事により自分にあった型を模索する事で既存の型を「破る」ことが出来るようになる
さらに修行、鍛錬を重ね、かつて教わった師匠の型と自分自身で見出した型の双方に精通し、その上に立つものは自身とその技についてよく理解しているため既存の型に囚われる事なく言わば型から「離れ」て自在となる事ができる。
この子達は今、型を徹底的に「守る」段階であり、修行の中で型を身につける大事な時である。その中で少年指導をする立場の人間として本当にちゃんとした指導を出来ていたのか、今一度自分自身の指導を見つめ直し次の稽古に活かせるよう努力します。
最後になりますが、全日本剣道連盟にある剣道の理念の中に、「剣道は剣の理法の修練による人間形成の道である。」礼法として「相手の人格を尊重し、心豊かな人間の育成のために礼法を重んずる指導に努める」とあります。
「本を忘るな」
教えを破り、離れたとしても根源の精神を見失ってはならない。
「型がある人間が型を破ると『型破り』、型がない人間が型を破ったら『型無し』」
今一度剣道を修練する者として「本」である礼法を大切にしなければいけないなと改めて思いました。
次の練習で体操の時からしっかり声を出して気合入れて練習する子が何人いるか楽しみです!!
新川クラブー!Fight!!
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